鍛冶屋山へ行く

帝釈山 鉱山道より                  5月5日

 行程 駐車地 → 鉱山跡  → 主尾根 →  帝釈山 →  丹生山  → 駐車地  

  9時46分  10時33分 11時7分  11時22分 12時10分  1時1分

 

今日5月5日は丹生山明要寺に伝わる宝物を保管している丹生宝庫の公開日です。初めて見物に行きます、その後帝釈山へ登ります。9時過ぎに軽のバンで出かける。

県道を東へ走り衝原湖岸を通った後坂本の集落へ入る。公民館から下の橋の横に軽のバンを止める。山歩きの準備をしてから公民館前へ、そこに小さな建物丹生宝庫がある。

小野道風や豊臣秀吉の書などがありますが紙本箸色丹生山明要寺参詣曼荼羅図といわれる山内絵図に一番興味が惹かれます。

公民館には地元の消防団や婦人会のような人たちがいて、丹生宝庫公開の人達だと思いましたが、後で知りましたが今日は丹生神社の祭りの日だったのだ。

 

           丹生宝庫                       丹生山明要寺参道入り口の二十四丁の丁石  

丹生宝庫見学の後9時46分に登り始める。宝庫前すぐ上に丹生山明要寺の丁石を兼ねたお地蔵さんがありここが参道入り口だ。山の方へ歩いて行くと

参道は斜面を左へ上がるのだがその辺りの竹薮が伐採されている。山裾へ行き左へ曲がると竹を切った跡をセメントを吹き付け工事中だ、

元の竹薮で何か不都合でもあったのだろうか。参道は竹薮になりお孫さんを連れたおじいさんを追い越すと二十三丁の丁石がある。

この参道と丁石は平清盛が整備したといわれ、当時のものは少ないと思いますがほとんどの丁石が残っています。

 

        竹薮が伐採された参道の周り                前を行くおじいさんと孫

雑木林になり緩やかな坂を登る。斜面を登った後参道は北へ伸びる平坦な小尾根になり明るい新緑の林になる。気持ちのいい尾根を歩いて行くと

林道に合流して参道は広くなる。少し歩くと林道は丹生山へ上がる林道と右へ鉱山跡への林道と分かれる。車止めのある鉱山跡への林道へ入る。

山の斜面をトラバースする平坦な林道で暗い雑木林に入ったり日の照る所になったり歩きやすい道だ。かなり行くと林の中で右から集落からの林道と合流する。

 

        平坦な雑木林の尾根道                    参道から右へ鉱山跡への林道へ

この辺りから道は狭い山道になる。林の中で分からなかったが谷へ入っていたのだろう、木のない所に出ると前は山と山が迫っている。

左の方を見ながら行くと石段の上に採鉱冶金の神様金山彦命を祭る金山神社の祠がまだ残っていた。ホームページ「北神戸丹生山田の郷」によれば

昔前の谷の流れの向こうに銅鉱石を精錬するたたら場があったらしい。流れ沿いの道になり少し上がった後流れを渡り流れの東側を登る。

雑木林には踏み分け道があり登って行くと道は二つに別れる。初めて登りに来た時右の谷を登り鉱山跡へ行けなかった事があります。

 

       金山神社の祠                        道は流れを渡る

左の流れ沿いの道を上がる。雑木林の中を少し登るとガレ場の斜面になりトラバースしながら登る。鉱山から掘り出した鉱石の残りの砕石だろう谷を

埋める様に積もっている。ガレ場を登って行くと10時33分に東側の岩に穴の開いている鉱山跡に着く。その先が梵天滝という水の少ない滝のある絶壁で登る所はない。

少し戻り東の岩壁に登り道を探す。この鉱山道には標識はありません、一度下った事があるのでその記憶を頼りに登ります。

 

         分かれ道左が鉱山跡へ                     谷のガレ場を登る

 

              鉱山跡                           梵天滝

人の歩いた跡が見つかりました。木を掴み岩壁を少し登ると明解なトラバース道に上がりました。ここは鉱山にいた人の仕事道だったのだろう。岩の階段を登ると展望地へ、

今登って来た小さい緑の谷とその先に山田の里が山の緑の間に見えます。岩道を登って行くと道の山側に鉱山跡の穴が開いている。登って行くと道は上がって来た

流れの横になり緩やかになる。雑木林を行くと道から少し離れた所に鉱山跡があり、その先から谷は狭くなり水の少ない流れの石の上を歩く。

 

        山道                           鉱山跡

右の斜面はまた砕石のガレ場だ、上に鉱山跡があるのだろう。少し歩くと道は流れを渡り谷の左斜面を上る。北へ登っていた谷はこの辺りから西へ緩やかに登りかなり行くと

丹生山東の尾根に上がる。ここから北へ尾根を行く、平坦な道を歩いた後少しきつい上りになる。雑木林をしばらく登ると道は尾根のすぐ左下になり少し登ると

11時7分にシビレ山から丹生山を通り帝釈へと続く主尾根に上がる。

道は尾根の南斜面をトラバースする緩やか上りで分かりやすい道になる。ピークの南を歩いた後尾根道になりしばらく行った後帝釈山の上りになる。

細い木の多い雑木林を小さく曲がりながら登ると11時22分に帝釈山の頂上に上がる。誰もいない頂からは曇り空ながら展望はまずまず、

須磨からの六甲連山の山々が次々に続いて見えます。ここでお昼にします。北の方も少し木を切って展望が欲しい所ですが、贅沢でしょうか。

             帝釈山頂より六甲縦走路の山々              帝釈山頂より丹生山

昼食の後丹生山の方へ山を下りる。縦走路西へ下りて行くとさっき鉱山道から登って来た所へそのすぐ先がコモの辻だ。北の淡河と南の坂本を結ぶ峠です。

ここからは植林地の坂を登り上へ上がるとアップダウンの緩やかな道になる。すると何処からか太鼓の音が聞こえてくる。山へ上がると聞こえて来たから多分丹生山からだろう。

道は下りになり下りると山中の十字路へ、珍しく右のシビレ山の方へ行く二人連れがいる。

左の林道から4・5人上がって来て、真っ直ぐコンクリートの林道を登ると丹生神社の鳥居前へ着く。

 

        丹生神社社務所前子供相撲の準備                  丹生神社拝殿

階段を上がると社務所前へ、社務所では直会中で外では子供相撲の準備中。12時10分に拝殿前に上がり山での安全祈る、ここには数グループが昼食を楽しんでいる。

山登り姿は場違いは感じだ。下の土俵横で子供相撲はいつ始まるのか聞いたがまだ30分先の様なので山を下りる。

鳥居すぐ前に1丁の丁石が石垣にもたれかかっている。竹薮の間を緩やかに下ると雑木林へ歩いて行くと右へ義経道との分岐になる。

 

           義経道横の墓石

義経道すぐ下の古い墓石のある所から参道へトラーバス出来るか行ってみる。雑木林の道を少し下ると左に墓石地がありそこには年配の夫婦がお参りをしていた。

小さい五輪塔と板状の墓石があり、お供えをして何かを撒いていた。話をすると月に1回供養のためお供えと甘茶を持って来て墓石にかけるそうです。

板状の墓石は僧兵の墓だと言っていましたが、それはないと思いますが。この山の事には詳しく話をした後義経道を下って行きました。

私はここから東へ斜面をトラバースして参道へ道があるかと思ったがありませんでした。

仕方がないので義経道を戻り参道を下る。尾根の緩やかな階段道には次々に丁石が残っている。

小さく曲がる参道を下って行くと尾根は途切れ左の斜面への階段道になる。下りて行くと林道に合流するが

その手前の左上に大きな欅の大木がある。この道は何度も通っているが初めて気が付いた。その下に延命地蔵尊の立つ合流部に着く。

ここからはコンクリートの林道を下る。途中から登って来た参道へ入り下って行くと丹生宝庫前へ帰って来た。

その下が駐車地で1時1分に軽のバンの所に戻ってきた。

 

 

 

 

 

   ←参道横のケヤキの大木

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system